テーマ「色の擬人化」
色彩検定とすけぶ交流会がコラボして開催した「イラストコンクール-きみの色を形にしよう!-」へ参加してくださった皆さま、たくさんのご応募ありがとうございました。
応募いただいた作品の中から厳正な審査により、各賞を決定いたしました。
審査員からのコメントと合わせてご紹介します!
色彩検定協会特別賞
デザイン料5万円+公式キャラクターに採用

さいとうなおき賞
- 直筆のサイン+絵を先生の書籍に書き込んでプレゼント
- さいとうなおき先生オススメの品
- twitterで投稿(orリツイート)

審査員からのコメント
シルエットの斬新さ、デザインの面白さで一気に心を掴まれました!全体的にパステルカラーでかわいくまとめつつも、アグレッシブで元気のいいデザインとのギャップがとても面白いと感じました。自分色にカスタマイズされた工具を抱える姿は、『破壊的』かつ『クリエイティブ』な創作活動の両面を合わせもっていてとても素敵です!彼がどんなモノを作るのか、とっても興味がわきますね!!
LM賞
Artist13.3Pro ホリデーバージョン 液晶タブレット

審査員からのコメント
色の綺麗さはもちろん、服や小物のデザインまで凝っていて可愛らしかったです!髪や服の動きの軽やかさや空気感、影の柔らかさなど作品の世界観に合っていて、キャラクターとして完成度の高い作品だと感じました。塗りも線も綺麗な作品なので、皆さんにもぜひ拡大してみていただきたいです!
デジタル賞
Amazonギフト券2万円分 or ゲーミングチェア or 可動フィギュア<ボディちゃん・ボディくんDX>

審査員からのコメント
二人一組のかわいらしい魔法使いがデジタル部門を制しました。
暖色と寒色の代表色という組み合わせで、お手本のようなバランスの良さが目を引きます。
しかし、だからと言って退屈なわけではなく、「色が持つイメージ」をキャラクターの性格として表情やポーズに上手に取り入れたり(暖色さんはおてんばなのか、足に絆創膏があるのがかわいい)持っている絵具が暖色・寒色のグラデーションになっていたり、細かい所に神経が届いていておもしろいですね!
髪飾りにさりげなく「aft」のロゴが入っているのもニクイですね。色彩検定協会の擬人化といっても過言ではない!?
アナログ賞
Amazonギフト券2万円分 or ゲーミングチェア or 可動フィギュア<ボディちゃん・ボディくんDX>

審査員からのコメント
ミリタリーカラーを全面に押し出したキャラクターが異彩を放っており、目を引いた作品の一つです。
グリーンやベージュだけではなくに類似トーンの青のアクセントカラー(眼、靴紐、腰のスプレー缶)でさわやかさを出しているのが良いですね。
黒のトップスは真っ黒ではなく、青や赤系の色を入れて立体感を出しているのも注目です(ナチュラルハーモニーを意識した?)
手やベルトには各色のスプレーが描かれており、これもまた面白い。
装飾品のディティールまでしっかり描き込まれていてリアルさも感じることができます。
高校生対象特別賞
Amazonギフト券1万円分 or ゲーミングチェア or 可動フィギュア<ボディちゃん・ボディくんDX>

審査員からのコメント
まず青いインクの擬人化というコンセプトが面白いですね。
髪やブーツの水玉が程よく「液体っぽさ」を表現しています。
インク単体ではなくしっかりとペンを抱えているのも高ポイントです。
青はどうしてもさわやかでクールなイメージになりがちですが、対照的な黄がアクセントに使われていることで、華やかな雰囲気も出ています。
隠し味に黄緑が入っていて、どことなくインクが玉虫色に光っているように見えるのも上手だなと感じました。
ブーツや服のグラデーションがアナログとは思えないほど美しく描かれているのも素敵です!
佳作
惜しくも賞を逃した佳作15作品も掲載!選ぶのが悩ましいほど、力作揃いでした。
サムネイルをクリックで拡大表示します。
むすぶさん
絢音色さん
東海林 妃依さん
きりゃ。さん
古田 桃子さん
風呂上がりのアイスさん
R_pro_09さん
つくもりはるとさん
シキなぎさん
赤坂 緋和星さん
辻田和さん
齋藤 裕貴さん
ともしさん
小波さん
masaさん
総評
惜しくも受賞を逃してしまった作品たちですが、どれも審査員の想像を超えていく楽しいものばかりでした。
こちらで紹介しているもの以外にも、よく考えられた作品がたくさん集まりびっくりしています。
このコンクールは今回が初めての開催ですので、今までの受賞作品を参考にすることができない真っ新な状態での作品作りになったと思います。
「色の擬人化」というテーマに対して特定の色を擬人化する方や、色という概念そのものを擬人化する方など、自由な発想で取り組んでいただけたことが伝わってきました。
「配色技法を1つ以上使用すること」という条件については、使われている技法と申告している技法が「ちょっと違うかな・・」という作品はあったものの、今回はあまり重要視しませんでした。イラストを描く以上自然と一つ二つは配色技法を使っているはずで、その技法を言語化し、改めてイラストと配色の密接な結びつきについて考えていただけたら・・という思いもあり設定させていただいた次第です。
来年度も、より内容を洗練して開催したいと考えていますので、ぜひあなたのアイデアを形にして応募していただけたらと思います。
色彩検定を受けてみよう!
イラストコンクールを通じて色彩検定に初めて触れた皆さん、色彩検定にチャレンジしてみませんか?
色彩検定は年2回開催(1級は冬季のみ開催)しているので、自分のタイミングでチャレンジ可能!
色彩検定に関してより詳しく知りたい方はページ下のボタンから、公式サイトにも遊びに来てくださいね。
級 | 3級 | 2級 | 1級 | UC級 色のユニバーサルデザイン |
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試験日 | 夏期6月 冬期11月 |
夏期6月 冬期11月 |
冬期のみ1次試験11月 2次試験12月 |
夏期6月 冬期11月 |
試験方法 | マークシート方式 | マークシート方式 (一部記述式) |
1次マークシート方式 2次記述式(一部実技) |
マークシート方式 (一部記述式) |
検定料 | 7,000円 | 10,000円 | 15,000円 (1次免除者も同じ) |
6,000円 |
試験時間 | 70分 | 80分 | 1次90分 2次90分 |
60分 |
受検資格 | 何級からでも受験可能 | |||
受検地 | 北海道から沖縄までの各地域の公開会場 (1級2次試験のみ札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡の6エリア) |
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合格ライン | 各級満点の70%前後。問題の難易度によって多少変動。 | |||
申込方法 | インターネット・書店・郵送 |
お子さん
審査員からのコメント
世界中で好まれる青をメインカラーとしつつ、補色である黄を適度に使うことで映えるキャラクターになっていますね。
オーソドックスな配色ではありますが、アクセントカラーの使い方が絶妙です。
黄もど真ん中の黄ではなく橙に寄せたことで少し柔らかさが出ているのではないでしょうか。
作品にも書かれていますが、コンパニオンを想起させる服になっているのも「公式キャラ」として大きなポイントですね。
また、マロ眉になっているのが、どこか古風で奥ゆかしい(!?)色彩検定協会を表しているようでしっくり来ました(1976年発足なので少女ではないですが・・)。
たくさんの良作が集まった今回のコンクールでしたが、その中で「このキャラに色々案内してほしい!」と思わせるバランス感覚に優れた作品でした。