UC(色のユニバーサル
デザイン)とは
「色覚の多様性に配慮した、
誰もが見やすい色使い」です。
UC級 について
「特定の色の組み合わせが判別しにくい」人が、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人、全体で300万人存在するといわれています。このような人たちにとっては、一見わかり易く色分けされている鉄道の路線図や、危険を知らせるサイン、電源のON/OFFを示すパイロットランプなどが同じような色に見えてしまう場合があるのです。
また、白内障等の眼の老化によっても色覚は変化し、区別できない色が増えるといわれています。高齢化社会が進む中、このような問題は更に増える可能性があります。
UC級 は「色に携わる全ての人が色覚多様性について正しい知識を持ち、配慮をすることができる社会の実現」を目指し、2019年から全ての都道府県で実施します。団体で受検することもできます。

色彩検定 UC級 受検のご案内
検定日 | 2022年6月26日(日) |
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申込み期間 |
2022年4月1日(金)~5月23日(月) 書店申込は5月19日(木)まで |
検定料 | 6,000円 |
検定日 | 2022年11月13日(日) |
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申込み期間 |
2022年8月8日(月)~10月11日(火) 書店申込は10月6日(木)まで |
検定料 | 6,000円 |
色彩検定 UC級 に合格された方には…
UC級 の合格者には、色彩検定協会から「UCアドバイザー」という資格を付与し、カードを発行しています。
また、申請いただいた方には、名刺に使用していただける「UCアドバイザー資格マーク」の発行もしています。
Case1
駅通路における黄色と白の表示
改善前
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黄色と白の組み合わせは、一般色覚者にはとってもわかりにくいが、高齢者にはさらにわかりにくい。
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小さな表示になると、ことのほかわかりにくくなる。
改善後背景との明るさの違いをつける
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矢印を黒くしたり、黒で囲んだりすると見やすくなる。
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黄色と黒の組み合わせは小さくなっても視認性は高い。
Case2
エスカレーターの逆行事故防止の表示
改善前
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一般色覚者の見え方
進入禁止の赤マーク(背景黒)。
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P型の見え方(シミュレーション)
赤い光への感度が低いのと、背景色と赤マークの明度差が小さいので見づらい。
改善後背景色を調整して明暗のコントラストを強調する
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背景を白にしてマーク色をオレンジ寄りに変える。
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背景色と明度差がつくので見分けやすい。
UC級 に関するご質問
Q-1どのような人が受検すると良いですか?
A全ての方に知っていただきたい知識ですが、特に教育関係、官公庁、webデザイナー、広報、インフラ関係など、色覚の多様性に配慮すべきお仕事をされている方や、将来そのようなお仕事を目指している方におすすめします。
Q-2色彩検定1〜3級の知識は必要ですか?
A「色彩検定 UC級 公式テキスト」の内容だけで合格に必要な知識を得ることができます。