知らないことがこんなにもあるということに驚き、勉強がドンドン面白くなったのです
仕事に活かす
グラフィックデザイナー/色彩講師
米田真里さん (1級合格)
Voice
色彩検定にチャレンジする方が一人でも増えるようなセミナーを企画していきたい
長年デザイナーとして出版社に勤務し、書籍や雑誌の誌面デザインや装丁をしてきました。
もともと私は文学部出身なので、デザインは独学で覚えたのですが、仕事上、論理的なデザインの必要性をたびたび感じ、配色の理論を基礎から学ぼうと色彩検定に興味を持ちました。
退職後にまとまった時間ができたため、とりあえず2級合格を目標に軽い気持ちで勉強をはじめました。
普段から色彩を扱っていたので簡単だろうとたかをくくっていたら、甘かった。。。
気が付いたら真剣に勉強をしていました。
色彩検定では科学、医学、歴史、心理、美学と扱うジャンルの幅が広いため、知らないことがこんなにもあるということに驚き、勉強がどんどん面白くなったのです。
結果2級に無事合格。その後も目標を高め、1級へ。そこからまたさらに目標を高くし、色彩検定協会認定色彩講師ライセンス、と楽しみながら取得できました。
色彩の勉強をして良かったことは、配色に悩まず速くなることです。必要な効果、表したいイメージを考慮し、ベストな配色を選択する。
そしてその理由をクライアントに論理的に説明するとき、色彩の知識はとても役に立ちます。
これはデザインに限らず色彩を扱う様々な仕事や趣味でも同様ではないでしょうか。
近年ではデザインの専門教育を受けていない方であっても、簡単なデザインを行う機会が増えています。
ウェブのデザインではRGB、チラシの作成ではCMYKと、カラー変換に関するトラブルで困ったという方、効果的な配色が分からないという方が多くいらっしゃいます。
このような社会人の方を対象に、色彩検定に基づいた「色彩と配色 基礎セミナー」を始めました。
色彩検定は社会人にも有益な検定ですので、今後はデザインの経験を活かし、色彩に興味を持ち、色彩検定にチャレンジする方が一人でも増えるようなセミナーを企画していきたいと思っています。